Project Canvas は、「工程表」を作成するのに非常に適したソフトウェアです。「プロジェクト管理ソフト」と称するソフトウェアでは、1タスクを1行に割り当てる形式の「ガントチャート」を作成するものが一般的です。しかし、日本の建築・製造の実務においては、この形式は主流とはなっていません。
工程表を作成する場合に、「Project Canvas」がどのように強みを発揮できるかを、以下に見てみます。
Project Canvas では、1行に1タスクといった考え方にとらわれることなく、横方向に好きなように工程線を並べることができます。
※行のことをProject Canvasでは「段」と呼んでいます。
※利用者の裁量で、1行に1タスクとしてガントチャートを作成することもできます。
見出し部分を階層化することができます。これにより、「大分類」「中分類」「小分類」などといった形でスッキリとまとめることができます。しかも、階層の深さは無制限。
また、見出しの階層化を、インデントではなく、セルで表現することで、エクセルのような見栄えで分かりやすくすることができます。
見出しと工程線の間に、自由入力セルである「列」を挿入できます。業種やプロジェクトの種類により、必要な項目は様々に変化しますが、自由入力欄で柔軟に対応します。
工程線に混じって、テキストボックスを自由に配置して、テキストを書き込めます。指示や注釈を随所に配置することで、定型的でなく、日本的できめ細やかな、実務に即した工程表に仕上げられます。