ルーラー
Project Canvasにおける「ルーラー」とは、横方向の目盛です。左ほど過去を、右ほど将来の時間(日付)を指します。また、キャンバスの罫線(背景のグリッド)も、ルーラーに合わせて描かれます。
ルーラーの表示設定
ルーラーは、上段と下段を別々に設定できます。それぞれ日・週・旬・月・年の中から単位を選ぶことができ、単位に応じて表示形式も変えることができます。ルーラーは、必ず上段よりも下段が細かくなるように指定します。上段では、「日」を単位とすることはできません。
ルーラーの表示設定は、ルーラーを右クリックすることで簡単に行うことができます。ファイルモードが「共有モード」である場合は、一時的な設定しかできません。ファイルモードが「シングルモード」の場合は、設定をファイルに保存することができます。ファイルに保存すると、次回開いたときにも、また他のユーザーが他のマシンで開いた場合にも、反映されます。
単位が「旬」「月」「年」の場合には、罫線の間隔が等間隔ではなくなりますが、それは旬が8〜11日、月が28〜31日、年が365〜366日と、実際に長さがまちまちだからです。ルーラーの設定は、そのまま印刷にも反映されます。
ルーラーの性能
表示範囲の設定がされていない場合には、スクロール範囲は拡張が可能です。ファイルを新しく作成したときには、デフォルトのスクロール範囲が設定されます。スクロールバーが左端にあっても更に左にスクロールが可能です。右側も同様です。メニューコマンドまたはツールバーの機能によって「1年進める」「今日にジャンプ」などのコマンドを実行した場合でも、必要であればスクロール範囲を自動的に拡張します。
しかしこのように使っていると、いつの間にかスクロール範囲がどんどん広がってしまい、スクロールバーのスクロールボックスが小さくなり、使いにくくなります。そのような場合は、メインメニューの[表示]→[スクロール範囲の再設定]で、設定し直すことで対処します。
スケール(縮尺)を縮めていくと、画面上のピクセル(画素)と日付が1対1に対応しなくなることがあります。例えば、1年を100ピクセルで表す場合には、3月31日と4月1日とは両方とも、1月1日から24ピクセル目に該当します。このような場合には、マウスで指定した画面上の1点から正確に1つの日付に対応させることができず、あるいは画面上で指定できる日付が飛び飛びの値を取ることになります。縮尺を縮めた状態でのマウス操作などでは、この点を留意する必要があります。画面上の操作から必ずしも正確な日付を再生できるとは限らないため、スケジュールの長さや相対位置が多少ずれるケースもありますが、これはルーラーの性能の限界のために起こる現象です。
Project Canvasのルーラーは、西暦1900年〜2200年に対応しています。Project Canvasでは、この範囲を超えるデータを扱うことはできません。