クリップボード
Project Canvasは、クリップボードを利用して、プロセス間や異なるファイル間でデータのコピー等を行うことができます。
クリップボードを利用したスケジュールとメモのコピー
オブジェクトをクリップボードにコピーするには、まずコピーしたいオブジェクトを選択状態にします。次に、メインメニューの[編集]→[コピー]を選択します。ショートカットキーは、[Ctrl + C]です。切り取る場合には、[編集]→[切り取り]を選択します。ショートカットキーは、[Ctrl + X]です。
オブジェクトが複数選択されている場合、複数個が位置関係を保ったままでクリップボードにコピーされます。リンクは、単独ではコピーされませんが、両端のオブジェクトとリンクが同時に選択されている場合に限り、コピーされます(両端のオブジェクトだけが選択され、リンクそのものが選択されていない場合はコピーされません)。単独のオブジェクトが選択されている場合は、テキスト形式のデータもクリップボードにコピーされます。これは、メモ帳やワープロなどにも貼り付けることができます。
クリップボードにコピーされたオブジェクトは、Project Canvasの線表にそのまま貼り付けることができます。貼り付ける位置は、下記の通りです。
キャンバスを右クリックして「貼り付け」を選択
|
クリックした位置
|
Ctrl+V
メインメニューの「貼り付け」
|
選択されているオブジェクトがあれば、そのすぐ下。選択されているオブジェクトがない場合、画面のスクロール可視の領域のうち左上方。
|
但し、他のオブジェクトに重なる場合や、段からはみ出る場合には、適宜修正されます。貼り付け位置は目安と考えて下さい。位置は上記のように決定されますが、貼り付け先は別のタブであったり、縮尺が異なっていたりします。貼り付け先がどのような状態でも、スケジュールの場合には、期間が復元されます。またメモでは、幅(ピクセル単位)が復元されます。
複数のオブジェクトが選択されている場合には、それらの相対的な位置関係がクリップボードに記録されます。そして、コピーされたオブジェクトの中で最も上に位置するオブジェクトが基準となって上に述べた位置に貼り付けられ、残りのオブジェクトは相対的な位置関係を保持した位置に貼り付けられます。
非表示になっている段にオブジェクトが貼り付けられることはありません。複数個のオブジェクトが縦方向の相対位置関係を保って貼り付けられる場合も、表示されていない段は無視されます。従って、貼り付けコマンドを行なう時点での、段の表示状態(展開/折りたたみ状態を含む)は重要です。複数個のオブジェクトを貼り付けた時に、最も下の段からはみ出るオブジェクトがあった場合には、はみ出ないオブジェクトだけが貼り付けられてコマンドは正常に終了します。
クリップボードを利用した段のコピー
段を選択した状態で、メインメニューの[編集]→[コピー]、右クリックメニューの[コピー]、または[Ctrl + C]を押下すると、段がコピーできます。段が子階層をもっていれば、それらも全てコピーされます。また、段に所属していたスケジュールとメモ、及び、両端のオブジェクトがその段に属しているようなリンクもコピーされます。
コピーした段は、メインメニューの[編集]→[貼り付け]、段を右クリックしたときのメニューの[コピーした段を挿入]、または[Ctrl + V]を押下すると、貼り付けることができます。段が選択されている状態だとその位置に、いずれの段も選択されていない状態だと、線表の一番下に貼り付けられます。
段を貼り付けるときには、段だけを貼り付けるか、スケジュールやメモも貼り付けるかを選択できます。
貼り付け先がコピー元と異なるプロジェクトの場合には、[列]の扱いが問題になります。貼り付け先に、見出しの文字列が全く同じである[列]が存在する場合、同じ列と見なして、コピー元の該当列にある内容をそのまま貼り付けます。