ファイルの履歴
※この機能は、ver 2.7.0 以降においてサポートされています。
メニューバーの[ツール]→[オプション]で表示される設定画面の[表示]タブで「ファイルの履歴を保存する」をチェックすると、データファイル(*.pjc)を開く際に、履歴としてファイルが別フォルダに保存されるようになります。
履歴ファイルの保存場所とファイル名
データファイルが置いてあるフォルダに「History」という名称のフォルダが自動で作成され、その下に、履歴用のファイルが自動で保存されます。(なお、Windowsの制限により、履歴ファイルのフルパスが260文字を超える場合には正常に機能しない恐れがあります)
履歴を保存するように設定されている場合、Project Canvasはデータファイルを開く前に、そのデータファイルを、Historyフォルダの下に「○○○○.pjc」→「○○○○.YYYYMMDD.pjc」のように名称を変えてコピーします。YYYYMMDDには、そのファイルのタイムスタンプ(更新日時)が入りますので、例えば「深沢ビル改築工事.20160125.pjc」のような名称になります。
一日に何度も同じファイルを開いたり閉じたりした場合は、この履歴ファイルが都度上書きされますが、翌日以降は、ファイル名のYYYYMMDDの部分が変わりますので、結果として、一日ごとの最後の状態が履歴として保存されることになります(開いていない日の履歴は保存されません)。
履歴保存を強制または拒否するフォルダごとの設定
データファイルが置いてあるフォルダに、「ProjectCanvas.ini」というテキストファイルを作成して履歴保存に関する設定を記述することにより、各PCのの[ツール]→[オプション]→[表示]→[ファイルの履歴を保存する]の設定よりも優先されます。共有フォルダに置いて強制的に履歴を取りたいときや、逆に、履歴を保存されたくない場合にはこの設定ファイルを作成して下さい。設定内容は、下記の一行を記述するだけです(改行の有無、この他の行の内容は、関係ありません)。
履歴を保存したい場合
SaveHistory=1
履歴を保存したくない場合
SaveHistory=2
個々のPCの設定に任せたい場合(つまりこのファイルを作らないのと同じ)
SaveHistory=0
履歴ファイルの削除
この履歴ファイルを自動的に削除する機能はありませんので、増え続けてディスク領域を圧迫するようであれば、適宜、削除を行って下さい。