エクスポート
Project Canvasのデータを、CSV形式やHTML、XML形式でエクスポートすることができます。
エクスポートするには
メインメニューの[ファイル]→[エクスポート]を選択すると、エクスポートの設定を行なう画面が表示されます。ここで必要事項を入力して「処理開始」をクリックすることで、ファイルをエクスポートすることができます。
CSV, XML, HTML
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CSVで書き出すか、XMLで書き出すか、HTMLで書き出すかを指定します。
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ファイル名
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書き出すファイルのパスを指定します。
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区切り文字
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CSVで書き出すときだけの設定項目です。
コンマ区切りにするか、タブ区切りにするかを選択できます。データの中にコンマが入っている可能性もありますが、その場合コンマ区切りテキストにするとデータの区切りと区別がつかず、読み込み先のソフトウェアでずれてしまうことがあります。表計算ソフトでは、タブ区切りテキストをそのままスプレッドシートに読み込めるものもあります。
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段階層の区切り文字
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CSVで書き出すときだけの設定項目です。
後述するCSVレコードの形式のうち、段を示す部分の階層区切り文字を\マークにするか/マークにするかを選択します。
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データの中の改行を無視
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CSVで書き出すときだけの設定項目です。
このチェックをつけない場合、データの中(スケジュールのテキストなど)に改行が入っていた場合に、「\n」に変換し、「\」は「\\」に変換して出力されます。チェックをつけた場合、改行は無視され、切りつめられます。いずれの場合にも、CSVファイルで改行(CRLF)で区切られた1行が1レコードを示すことには変わりありません。
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CSV出力ファイルの形式
出力ファイルの1行目は、プロジェクトのタイトルが入ります。2行目以降は全て、スケジュールに対応するレコードです。CSVに出力されるのは、スケジュールだけです。メモやリンクの情報、段の情報は書き出されません。但し、各スケジュールがどの段にあったのかを示すために、全てのレコードに関して、所属段のテキストが書き出されます。スケジュールが一つも存在していない段は、一回もそのテキストが書き出されません。
@各レコードの区切り文字は、半角コンマ、タブ(\t)のうちユーザーが選択したものです。
Aレコードの中にある改行は、次のうちユーザーが選択した方法で処理します。
・改行は無視。カットする。
・改行は\n、\は\\に変換して出力する
各レコードの仕様は、次の通りです。
所属段
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所属する段のテキストを示します。
区切り文字を用いて、ルートの親階層から全て既述します。
区切り文字はデフォルトでスラッシュ、ユーザー指定可能。先頭にはつきません。
例)納品検査/検査準備/計画
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テキスト
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スケジュールのテキスト。
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開始日
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YYYYMMDD形式。時刻があるときは、YYYYMMDDHHMM形式。
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終了日
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YYYYMMDD形式。時刻があるときは、YYYYMMDDHHMM形式。
点型スケジュールの場合、このフィールドは空欄です。
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開始日オフセット
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小数点以下2ケタで示します。
例)0.34
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終了日オフセット
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小数点以下2ケタで示します。
例)0.34
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実績開始日
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YYYYMMDD形式。時刻があるときは、YYYYMMDDHHMM形式。
定義されていない場合、このフィールドは空欄です。
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実績終了日
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YYYYMMDD形式。時刻があるときは、YYYYMMDDHHMM形式。
定義されていない場合、このフィールドは空欄です。 |
進捗率
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%単位。定義されていない場合、このフィールドは空欄です。
例)23.5
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色
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RGB値。RRGGBB形式。
例)00FFC0
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備考
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備考の文字列
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予定数量
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予定数量
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実績数量
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実績数量
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負荷グラフの重み
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ver 2.8.6以降のみ対応
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以下に、区切り文字がコンマの場合の、レコードのサンプルを示します。
納品検査/検査準備/計画,サンプル,20050201,20050215,0.00,0.00,,,50.0,FF80FF,,,,
XML出力ファイルの形式
Project Canvas が書き出すXML出力ファイルの形式に関する公式な文書は、存在しません。利用者の責任において解読し、活用して下さい。
HTML出力ファイルの形式
Project Canvas で現在読み込んでいるデータを、HTMLの
タグを用いて表形式にして出力します。全てのスケジュールは、表の一項目として、1スケジュールが表の1段()で表示されます。メモ、リンクは出力されません。
この出力方法では、画面における現在の表示状態が再現されます。段に関しては、展開・縮小やサマリ表示、フィルタリング、非表示などの状態がそのままHTMLに反映されます。列についても同様です。従って、読み込んでいるデータ全てが出力されるとは限りません。
また、現在メモリに読み込まれていない情報も対象とはなりません。例えばSchedule Boardのデータを表示している場合には、まだスクロールにより表示していない年・月のデータファイルはメモリに読み込んでいないので、HTMLにも出力されません。
この出力HTMLに対して、スタイルシートを設定することができます。メインメニューの[ツール]→[オプション]で「HTML出力設定」を参照して下さい。
また、F8キー、ツールボタン、メニューコマンド([表示]→[一覧表をブラウザで表示])により、簡単にHTML出力をしてそれをブラウザで開くことができます。
出力したHTMLをブラウザで開いた例