グリッドスナップ
Project Canvasには、オブジェクトをマウス操作する時に便利な「グリッドスナップ機能」があります。グリッドスナップ機能とは、半端な位置にマウスカーソルがある場合でも、グリッド線にピッタリ重なっているかのように操作できる機能です。
グリッドスナップ機能は、オブジェクトの作成やドラッグ移動、サイズ変更などのマウス操作に対して有効です。
グリッドスナップの利用
グリッドスナップは、グリッドスナップモードによって提供されます。メインメニューの[編集]→[グリッドスナップ]を選択することで、X方向とY方向のそれぞれについて、グリッドスナップモードをオン/オフすることができます。また、これはコマンドツールバーのボタンによっても切り替えが可能です。
X方向のグリッドスナップ
Y方向のグリッドスナップ
これらのモードがどの状態であっても、ユーザーは、[Shift]を押下しながらマウス操作することによって、いつでもグリッドスナップの機能を一時的に利用することができます。また、[Alt]を押下しながらマウス操作することで、いつでもグリッドスナップを解除してスムーズな動きにすることができます。
グリッドへの合わせ方
ここでは、一旦作成したメモの編集方法について説明します。
横方向のグリッドスナップ機能は、1日単位のグリッドに合わせます。実際の罫線が週単位や月単位で引かれていても、合わせるのは日付と日付の間の線、つまり各日付の午前0時0分にあたる位置となります。但し、点型のスケジュールを操作している場合は、日付と日付の中央に合わせます。
メモを操作している場合でもグリッドスナップは有効です。但し、メモの右端の線はグリッドスナップできません。メモは幅をピクセル単位で保持するため、せっかく右端をグリッドに合わせても、スケールを変更するとずれてしまい意味がないからです。
縦方向のグリッドスナップ機能は、その段の上端を基準に10ピクセル毎の位置に仮想的なグリッドを見立てます。つまり、オブジェクトを縦方向に10ピクセル単位でのみ配置できるようになります。また、段のちょうど中央の位置にもグリッドを見立てます。高さが36ピクセルの段では、上から0ピクセル、10ピクセル、18ピクセル、20ピクセル、30ピクセルの5箇所にグリッドを見立てることになります。
メモの場合は上端位置がグリッドに合わさりますが、スケジュールは縦方向の中央位置がグリッドに合わさります。従って、どんな太さ(高さ)のスケジュールでも、ピッタリ段の中央に配置しているような位置に合わせることが可能です。